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KAZUYA

Author:KAZUYA
ダイドードッグスクール

〒705-0131
岡山県備前市野谷26-1
TEL.0869-62-2628
FAX.0869-62-2628

代表者 大道 克士

動物取扱業登録済

訓練 岡山17040062
販売 岡山17010060
保管 岡山17020061
有効期限平成34年5月31日

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まあいっか
こんにちは。年齢はフィフティ、精神年齢はフィフティーンの大道です。

今日は先日たつのの教室で行ったことを書きます。

ではみなさん、普段、ご愛犬について「まぁいっか」と思っていることを思い浮かべてください。
思い浮かべたら下へ進んで下さい。

てん
てん









いかがですか?
ある人はまぁいっかだらけで一つに絞れないとも仰ってましたが(笑)

さてここで僕が思うに、一番に思い浮かんだ「まぁいっか」なことって
誰に迷惑かけるでもなく、
そんなに困っているわけでもなく、
放っておいてもいいかなーなんてくらいですかね。

でも一番に思い出されるということは
しつけなくてもいいんだ!って考えたわけでもない
潜在意識の中で「どうにかならないものか」と思っていることなんじゃあないでしょうか。
本当は直したい・教えたいとおもっているんじゃあないでしょうかアだーーっ!!(喪黒福造風)

そこを頑張ったからって大きな幸せが得られるわけでもないし利益もない。
時間と労力の無駄になるかもしれない。
でもそこで逃げてませんか?犬とぶつかり合うのをさけてませんか?
もうちょっとぶつかってみませんか?無駄かもしれないけどやってみませんか?
遠慮しないで犬に想いを伝えてみませんか?
それで結果が出なくても進展は少ししかなくてもいいんです。そんなにがんばらなくてもいいんです。
それでも愛犬との関係はきっと前に進んでいくはずです。

ぜひ、しつけ・訓練に対しての「まぁいっか」と向き合ってみてください。

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考察 | 12:22:19 | トラックバック(0) | コメント(0)
問題行動
今回はしつけ方教室でも言っていることをお話します。

私は「犬の問題行動」という言葉が大嫌いです。

「問題行動」と定義づけてその行動の意味を読みとろうともせず
犬に責任があり人間は困っているんだみたいな言葉に聞こえます。
しかしその行動の多くは人が犬を飼っていることに起因するものばかりであり
犬にとっては当たり前のことばかり。

犬のいろんな行動は犬からのメッセージであり
いろんな行動はどれも意味があるのです。

じゃあ何が一体人間は不満なのか。
ほえる→威圧感で他人に恐怖を与えてしまう
      急に吠えてビックリさせてしまう 
      うるさくて眠れない
      テレビが聞こえない
      イライラする

かむ →痛い
      相手(人・犬)にけがを負わせてしまう
      物に傷をつける
      服が破ける

ひっぱる→手が痛い・楽に歩けない
       こかされてけがをする
       相手に恐怖感を与える
       事故にあう

飛びつく→車・家具・人などに傷をつける
       痛い
       びっくりさせる
                     などなど

多くは人が感じるもの・物理的に被害が出るもので
犬の行動の次に起こることばかり。
かわいいかわいい愛犬がすることだからと
大目に見てしまうことも他人にとっては大迷惑だったりします。

「観察」 自分の犬が起こした行動が周りにどんな影響を及ぼしているか。
「予防」 これから起こりそうなことを想像して避けるなど対策をとる。
この2点が出来れば相当違うと思います。
意識を高めて神経をすり減らさないといけません。
犬にしつけすることも大事ですが、他にも出来ることはあるということです。
例)散歩コース・時間帯を変える  目立つ色を身につける 道具にこだわるetc

相手があるときはちゃんと謝ることも飼い主さんの役目です。
「飛びついちゃってごめんなさい」
「何時もうるさくてごめんなさい」とか。
たとえ他人でも相手を思いやる気遣いも。
そう、相手を思いやることこそしつけには大事なんですよね。

最後に、私にとって「問題」と思うことは
犬がしなくてもいいことをさせてしまっていることです。
わざわざひっぱらなくても連れて行ってあげるのにひっぱらないと前へ進んでくれないと思わせていること。
わざわざ吠えなくても好きなことをたくさんしてしてあげるのに吠えないとしてくれないと思わせていること。
いまは犬舎から出せないのに期待をさせてしまって吠えさせていること
また声はやさしい声なのに態度は叱っているような混乱させるように矛盾した態度。
犬を擬人化してしまい勝手に対話が出来ていると思い込んでしまっていること。

しつけ方教室では「犬と対話できる」ように勉強・練習してもらっています。
犬としっかり対話が出来るようになることで人・犬の負担が大幅に減ると思います。

犬を飼うことが「楽(らく)」で「楽しく」なるように、
私達にどうかお手伝いさせてください。


ト、センデンモシトコ

考察 | 10:52:37 | トラックバック(0) | コメント(0)
ロッキー


「私のこの犬、むかし大道君のやってた犬の子孫だよ」
先々月行われた競技会に関東からはるばる来られていた方から声をかけられました。

私のやっていたという犬「ロッキー」は1992年に春の大会、秋の大会ともに全国優勝し、いわゆる名犬の部類に入っていたと思います。
私が初めて足跡追及を教えた犬でもあります。実は飼い主さんも当時の所長も元気がいい(よくかむよく吠える(^^ゞ)ので警戒訓練でいこうという話をしていましたが、父犬バイキングの意欲的な鼻使いを見ていた私のどうしても追及をやりたいというわがままを聞いて頂き追及訓練をしていくことになりました。

ボールキチガイ、物欲の塊、草の長さ硬さ関係なく顔を突っ込んでいく、暑くても口を閉じて追及、指摘されたことをどんどん吸収していく。
追及一年生の私のへたくそな教え方にもついてきてくれて最初の全国大会で2位にもなりました。
地方戦でも3割ぐらいで優勝だったと思います。もう一頭の担当犬「アロン」との2枚看板で勝率5割のときもありました。
もちろん弱点もありました。予選落ちをしたこともあります。でもオーナー様が辛抱強く見守ってくださったおかげで6年目に春夏連覇を成し遂げることが出来たのです。

ただ当時私に交配の云々を決める権限はなく、お嫁さんの話がどれだけ来ていたかも知る由もなく交配は全部で5回くらいだったと思います。
やや欠陥も持ち合わせていたので所長も強く推してはなかったようです。
交配の数が少なかっただけに、子孫がいるよというのを聞いただけでとてもうれしいし、この血を絶やさないでほしいと勝手ながら思うのでありました。

ロッキーだけでなく過去の犬との出会いはすべてが私の訓練士としての財産です。
が、S犬の繁殖をするたび、新しいS犬と出会う度にどこかで「ロッキー」の影を探してしまいます。
100頭いれば性格は100頭ともちがうので訓練も100通り考えなければなりません。
最近出会うどの犬も個性的でかわいくて不満があるわけではありません。
が、自分の手でロッキーみたいな犬を作ってもう一度訓練してみたいと思うのでした。
ボールを自分から離さない・キラキラ金目・車走り出すと吠えっぱなし・咥えた物品は渡しやすいように前の方で咬むetc

ちなみに額に飾ってあるこの写真がロッキーなのですが、昔のガウンは豪華でしょ?
お尻の方までひらひらがあって文字には金の縁取りがしてあります(笑)

考察 | 13:07:04 | トラックバック(0) | コメント(0)
スタート
IMG_1099nero3.jpg

画像は先月2部選別で優勝された徳力&ネロペアです。
個人的にこのようなスタートの瞬間が大好きです。
この2人の表情最高ですよね。
(撮影は都築さんご主人。ありがとうございました)

たくさん練習してきた過去、そして期待と不安
そのあと待ちうける結果
そのちょうど真ん中にある「スタート」

指導手からはほぼ頭しか見えませんが、スタートを待っている表情は可愛らしいし、
たまには無理やりさせるスタートや、ずっこけそうになるスタートもありますが
「やることわかってる?」「わかってる!任せといて」みたいな無言のやり取りの後
「スー」と息があったなめらかなスタートが切れた時はなんとも言えません。

声をかけたら(支持したら)やってくれると勘違いはしてはいけません。
そこまで培ってきた過去・その瞬間の直前の心理で犬の心は大きく変わることがあります。
それを理解し調節してあげるのは簡単ではありませんが指導手にしかできないことでもあります。

偉そうに言っている私も本番での納得いくスタートが切れるのはいつもではありません。
1年に数回かなあ(笑)
はい、もっと精進します!!

ちなみに当HP&ブログでは許可なくオーナー様の名前・顔の写った写真を掲載することもあります。
目線やぼかしで顔を上手に隠すセンスもありませんし失礼にあたるかも知れませんので。
また、せっかくのいい表情を台無しにしたくありません。
それにほとんど関係者しか閲覧しないでしょ(笑)
個人情報の流出には配慮しているつもりですがそれでも名前や顔を伏せて欲しいと思われた方や
何か気付かれた方はお申し出ください。

考察 | 12:48:06 | トラックバック(0) | コメント(1)
「ほめる」とは
こんにちは、大人の宿題「申告」がやっと終わった大道です。
新しく「考察」というカテゴリーを増やしました。

世間一般的にメディアとかに紹介されていることではなく、
ダイドードッグスクール的「○○」という形で
私が普段教室でしゃべっていることや思っていることを綴っていこうと思います。
ズバッと当てはまる人もいれば、ちゃんとできている人もいるかもしれません。
ホンマでっか?と思ってもらっても構いませんので、軽い気持ちで読んで下されば幸いです。

初回は、教室などでこれが一番大事だ!といっている数多くの事柄(笑)の中から
「ほめる」についてです。

多くの場合「ほめてください」と言うとレッスンの回数が浅い人の場合犬をなでます。
気持ちよくしてやろうと必死です。もちろん体を撫でてやったり軽くたたけば犬は喜んでくれます。
がしかし、その時犬は多分「気持ちいい」とは思うけど「ほめられている」とは必ずしも思っていません。

犬に「よろこんでもらう」ではなく「よろこんであげる」がほめるということです。
「犬のボス」とか「リーダー」みたいに偉そうにするんではなく「先輩から後輩に」くらいの気持ちで。
「そうだよ、その調子だよぉ!」と、出来たことに対して素直に喜びを表現してみてください。

又、犬は大きい相手から覆いかぶさってこられるのは生理的に嫌がります。
頭を撫でられるのを嫌がるのが普通です。が、喜ぶ犬もいます。
それは「この人は喜ぶときには僕の頭を撫でるんだ・・・フーン」と思って我慢しているのです。
「ほめられる=頭をなでられる」を受け入れているからこそなのです。場所はどこでもいいんです。
勘違いして初対面の犬に親しくなってもらおうと思って頭を撫でようとすると「ガブッ」なんてことも・・・・

あとは教室で良く言うポイント
〇 タイミング  ほめてください、と僕が言った時点ですでに遅いです
〇 量と質    やみくもにほめればいいっていうわけではありません
〇 距離や手段 犬に「わかってくれているんだ」と思わせるように
〇 錯覚     「木にも登れるかも!!」と思わせるくらいに(笑)

以上長文失礼しました。



考察 | 11:45:54 | トラックバック(0) | コメント(2)